地盤調査
地盤調査とは
地盤調査試験には数多くの調査法が考案されていますが、ここでは主に住宅等で用いられる手法を紹介しています。住宅基盤の主な目的は、地盤が建物荷重に対して十分な支持力があるか、有害な沈下が生じないかを判断することです。弊社では、各種地質・地盤調査、各種力学試験等にも対応しています。地盤調査の結果、その地盤が軟弱(支持力不足)であると判断した場合には建物の不同沈下を防止するため以下のような対策が必要になります。
したがって、それらの対策がなされない場合には地盤調査をした意味がありません。
地盤補強には、大きく分けて表層地盤改良・砕石置換工法・柱状改良・鋼管杭などがありますが、改良深度や立地条件等によって適切な施工方法を選びます。
したがって、それらの対策がなされない場合には地盤調査をした意味がありません。
地盤補強には、大きく分けて表層地盤改良・砕石置換工法・柱状改良・鋼管杭などがありますが、改良深度や立地条件等によって適切な施工方法を選びます。
スウェーデン式サウンディング試験
スウエーデン式サウンディング試験は、戸建住宅の地盤調査において、最も代表的な調査法です。この試験は、最大径33mmのスクリューポイントを直径19mmのロッドの先端に取り付け、ねじ込みながら地盤へ回転貫入させることで、地盤の硬さを判断するものです。 |
これらの試験作業を手動で行うこともできますが、最近では、機械を用いた手法が一般的で、経済性・作業性に優れた調査方法です。
【試験方法】
- ロッドの先端にスクリューポイントを取付け、地表面に垂直に立てる。
- 最初に50N(5㎏)の荷重をロッドへ載荷し、25㎝貫入できない場合は、貫入するまで段階的に載荷する。
- 1kN(100kg)でも貫入しない場合は、おもりを載せたまま25㎝貫入するまでハンドルを回転させ、ねじ込みながら貫入する。
- 作業②~③を所定深度まで繰り返す。
標準貫入試験
標準貫入試験は、質量63.5kgのドライブハンマーを76㎝の高さから自動落下させ、ボーリングロッド頭部に取り付けたノッキングブロックを打撃し、ボーリングロッド先端に取り付けた標準貫入試験用サンプラーを地盤に30㎝打ち込むのに要する打撃回数(N値)を求める試験です。 |
標準貫入試験は、地盤調査の中でも最も普及している調査法で、各機関が定める基礎や地盤改良の設計指針・基準にも積極的に採用されています。
【試験方法】
- ボーリングロッドの先端に、標準貫入試験用サンプラーを取り付ける。
- ロッドを孔底に降ろす。
- 63.5kgのドライブハンマーを76㎝の高さから自動落下させる。
- ロッドが30㎝貫入するのに、叩いた回数(N値)を記録する。
- ロッドを引き上げ、サンプラー内の土の種類を調べる。
- 1mごとに上記の作業を繰り返し行う。